日本一受けたい 地中レーダの授業/地中レーダの使用用途/遺跡探査

遺跡探査

遺跡探査実施時は事前申請が必要

遺跡は「埋蔵文化財」と呼ばれ、学術的な価値を持つ文化遺産です。そのため、新しく道路をを建設したり家を建てたりといった土木工事が発生する場合には、その土地が埋蔵文化財包蔵地に含まれていないかを確認し、含まれている場合は文化財保護法に基づく調査を実施することが定められています。古い上物を取り壊して建て替える場合も、例外ではありません。また駐車場の整備や水道管の敷設、樹木の抜根も土木工事となり、遺跡探査が必要となります。

ここでは、地中レーダによる低リスクな非破壊調査が可能な建設コンサルティング会社を紹介しています。

遺跡探査に適した
建設コンサルティング会社を
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地中レーダー探査は遺跡調査の新しい方法

地中レーダー探査は遺跡探査のための方法として比較的新しいものですが、他の測定方法と比べると速度が速い上に現場ですぐに結果を提示できるという特異な点があるため遺跡への応用が広がっています。

ただし、考古学においてはこの測定原理・方法、電波に関する知識やノウハウが少ない事もあり有効性や限界といった面で正確に理解されていないという状況もあります。活用するにあたっては知っておかなければならないこともいくつかありますが、うまく利用できると多くのメリットを享受できる手法であるといえるでしょう。

埋蔵文化財の取り扱い

遺跡は一旦破壊されると復旧させることはできないため、歴史調査を行うためには細心の注意を払う必要があります。特に埋蔵文化財があるような遺跡は先人たちが生活していたさまざまな痕跡を見ることができますので、より慎重な取り扱いが必要です。

エリアの開発を行うにあたって、こういった遺跡などが干渉する場合には文化財保護法で保護されることがあるため都道府県の教育委員会への届け出が必要になります。遺跡の開発を行う場合には必ず埋蔵文化財があるかを確認し、必要に応じて所定の手続きを行うようにしましょう。

なお、工事予定地に遺跡がある可能性がない場合はそのまま着工して進めることが可能です。ただし工事中に埋蔵文化財が見つかった場合、教育委員会への速やかな報告・届け出が必要となります。周囲に遺跡がある可能性があると推測される場合、試掘調査を行ったり文化財保護法に基づく届け出を行う必要があるなど手続きをしなければならないことがありますので注意しましょう。

遺跡探査に求められる地中レーダの条件

遺跡探査は、過去のデータを基に短距離計測を繰り返すため、ハンディ式やカート式地中レーダを使用します。
また、計測深度は地下数十センチから数メートルまでと幅広く計測する必要があるため、100MHz~1000MHz程度の地中レーダを使い分けると効率的に調査が実施できます

【特徴別】遺跡探査に対応する建設コンサルティング会社2選

埋蔵文化財(遺跡)は文化財保護法をはじめとした法律で保護されているため、各自治体に届出を行なってから調査を実施する必要があります。
これらの届出対応からまとめて依頼するためにも、遺跡探査の施工実績を持つ会社に依頼することをおすすめします。

2022/4/20時点Googleにて「地中レーダ探査」「遺跡探査」と検索して表示された会社のうち、遺跡探査に対応している建設コンサルティング会社を調査。遺跡探査実績が公式HPに明記されている2社を紹介します。

田中地質コンサルタント

トータルステーション機能により
GNSSデータを取得できない奥地の調査も可能
田中地質コンサルタント公式HPキャプチャ田中地質コンサルタント公式HPキャプチャ
画像引用元:株式会社田中地質コンサルタント公式HP
https://geology.co.jp/

田中地質コンサルタントの特徴

「土」を専門とする
コンサルタント会社

「土のこえ。歴史のおと」「何千万年ぶり?お久しぶりですね」「探究する、ハンパない達成感」といったキャッチフレーズを掲げる⽥中地質コンサルタントは、「地学のチカラ」で未来へと⽂化を継承することを社是としています。

粒度や含水量といった土質の調査、地盤の探査、地質調査など、土のコンサルタント会社としての知見を活かし、防災や文化財保護に貢献しています。

遺跡探査・保護の実績多数

⽥中地質コンサルタントは、貴重な遺跡や遺構、学術的価値の高い断層や海底地すべり地層などを調査するだけでなく、後世に残すべく強化・保存処理をを得意としています。

保存処理を手掛けた遺跡は日本にとどまらず、欧州や南米でも実績を残しています。地震断層や地滑りに対しても、日本だけでなく台湾での施工実績があります。断層は地震テクトニクスを研究する上での貴重な資料として重宝されており、国内外問わず多くの地質研究に生かされています。

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田中地質コンサルタントの遺跡探査事例

発注機関:エルサルバドル

エルサルバドルのチャルチュアパ遺跡群、カサ・ブランカ地区は、先スペイン期の重要な遺跡と目されており、古代メソアメリカ南東部の王権の起源を探れる可能性がある貴重な文化財です。
田中地質コンサルタントは、遺構・石彫などの分布状況を探ることを目的に本遺跡の地中レーダ探査を実施したほか、遺跡の風化を防ぐ処理を施しました。

田中地質コンサルタントの保有製品例

Sensors&Software社 Noggin
Sensors&Software社 Noggin

画像引用元:株式会社田中地質コンサルタント公式HP(http://www.geology.co.jp/commodity/commo_noggin_scs.html)

形状
ハンディ式
周波数
100MHZ、250MHZ、500MHz、1000MHZ
チャンネル数
記載なし
レーダ出⼒⽅式
記載なし
探査可能幅
記載なし
探査可能速度
記載なし
Sensors&Software社 LMX100
Sensors&Software社 LMX100

画像引用元:株式会社田中地質コンサルタント公式HP(http://www.geology.co.jp/commodity/commo_physics.html)

形状
ハンディ式
周波数
記載なし
チャンネル数
記載なし
レーダ出⼒⽅式
記載なし
探査可能幅
記載なし
探査可能速度
記載なし

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田中地質コンサルタントの会社情報

所在地 福井県越前市国高二丁目324番地7
受付時間/定休日 公式HPに記載はありませんでした。
電話番号 0778-25-7000
公式HP URL https://geology.co.jp

八洲開発

地下遺構探査をはじめ文化財調査に多くの実績を持つ
八洲開発コンサルタント公式HPキャプチャ八洲開発コンサルタント公式HPキャプチャ
画像引用元:八洲開発公式HP
https://www.yashima-geo.co.jp/

八洲開発の特徴

遺跡発掘の専門チームが在籍

八洲開発には、遺跡発掘の専門チーム「木崎文化財研究室」があります。同研究室のスタッフが中心となり、埋蔵文化財の調査計画、地形測量、地中レーダによる探査、発掘区のグリッド設定と土層の確認など、日々発掘調査に関する研究を行なっています

発掘調査では、遺構の確認と実測、遺物の取上げ等を行うほか、採取された試料の自然科学分析(各種分析や年代測定)、発掘調査の記録、遺物の整理から報告書の作成までを、一貫して行っています。

衛星測位システムと同期して埋蔵物の三次元データを作成

八洲開発が導入した地中レーダは、古墳の石棺の位置や築山の造成過程の調査といった非破壊探査で大きな成果をあげてきました。八洲開発が開発した地中レーダ「トータルステーション連動型高精度ポジショニング地中レーダ探査システム」は、GNSS(衛星測位システム)と連動して三次元解析データを取得可能。スライス断面図化することで、埋蔵物を視覚化することができます。

障害物によってGNSSの信号が受信できない環境でも測位を可能にする中継システムも導入されており、さまざまな環境で緻密な調査ができます。

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八洲開発の遺跡探査事例

発注機関:熊本県嘉島町

史跡井寺古墳において、平成28年に発生した熊本地震によって石室構造が受けた影響を調べるための探査を受託しました。探査にあたっては、崩落土を除去し、測量やボーリング調査などを実施した後、崩落した天井石を取り外して安全を確保。壁画等内部状況の確認をし、記録を作成しました。

発注機関:熊本県玉名市

大塚古墳は3段築盛の前方後円墳で、4世紀中頃に築造されたと考えられています。この古墳の地中レーダ探査を、八洲開発が行いました。その結果、安山岩でできた箱式石棺4基が、これまでに確認されています。また遺物として、鉄製工具、内行花文鏡、壺型埴輪などが出土しました。

八洲開発の保有製品例

トータルステーション連動型高精度ポジショニング地中レーダ探査システム
形状 カート式
周波数 350MHz
チャンネル数 記載なし
レーダ出⼒⽅式 パルス方式
探査可能幅 1.5m未満
探査可能速度 記載なし

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八洲開発の会社情報

所在地 熊本県熊本市東区月出1丁目1-52
受付時間/定休日 公式HPに記載はありませんでした。
電話番号 096-384-3225
公式HP URL https://www.yashima-geo.co.jp

地中レーダを使用した遺跡探査の手順

遺跡は、一旦破壊されると元に戻せないため、遺跡内(埋蔵文化財包蔵地)で土木工事を行おうとする場合は、事前に県の教育委員会に届出をすることが、文化財保護法で定められています。
遺跡探査は、次のような手順で進められます。

1)遺跡が工事予定地にある可能性が少ないと判断されれば、予定の工事に着工することができます。その場合でも、工事中に埋蔵文化財が見つかった場合は、教育委員会に速やかに報告しなくてはいけません。

2)遺跡が出る可能性が高いと判断されれば、試掘、もしくは工事立会が実施されます。 その結果、工事が遺跡に影響を及ぼさないと判断されれば着工できます。

3)本格的な調査が必要と判断された場合は、発掘調査となります。発掘にかかる費用は、住宅など個人所有の土地では自治体が負担しますが、営利目的の建築物である場合は事業者の負担となります。

4)発掘が決まると最初に測量を行い、発掘するエリアにグリッドを設定します。その後、地中レーダを使って埋蔵物の位置を確認。土層観察用トレンチを使って遺跡の基本層序を把握したのち、発掘作業が開始されます。

地中レーダ
"性能から学ぶ"
地中レーダ探査のすべて
地中レーダ

路面下空洞調査や埋設管調査、防空壕調査など、非破壊探査としてさまざまな場面で地中レーダ探査が活躍しています。
実は地中レーダの性能は製品によってさまざま。もちろん調査内容によって適切な地中レーダも違うのです。

本サイトでは、地中レーダの性能から調査に適した地中レーダ探査対応の建設コンサルティング会社までまとめて紹介。 ぜひ下記リンクから地中レーダ探査について一緒に学んでいきましょう。