日本一受けたい 地中レーダの授業/地中レーダの使用用途/滑走路の劣化・空洞・亀裂調査

滑走路の劣化・空洞・亀裂調査

航空機の離着陸を行う滑走路には莫大な荷重や負担がかかっており、滑走路の劣化や異常を放置した場合、深刻な大事故につながる恐れがあります。ここでは滑走路の劣化・空洞・亀裂といった不具合の調査の目的や具体策を解説します。

滑走路調査の目的

滑走路は空港などで航空機が離着陸を行うために用いられる舗装路です。航空機は離陸に必要な速度を得るために滑走路を高速で走行して加速しなければならず、また着陸の際には速度を安全に落として停止できるよう滑走路上で十分な制動距離を取ります。

もし、滑走路に亀裂や割れがあれば航空機の離着陸に深刻な影響を与えかねず、また一見すると無事でも滑走路の下に空洞が存在していれば、航空機が通過する際に陥没して大事故につながる恐れもあります。

そのため滑走路の状態を調査することは極めて重要な安全対策です。

滑走路調査の方法

路面性状調査(ひび割れ)

路面性状調査とは、公道や滑走路などの舗装路の異常を発見したり、修繕を速やかに行ったりするために、性能確認試験に合格した車両測定装置を使って路面の現状把握をする調査です。

滑走路調査では実際に路上を測定装置を搭載した車両で走行し、路面の亀裂やひび割れ、陥没といった不具合や路面の劣化状況を確認します。

なお調査頻度は空港が建設されてからの年数や利用状況などによって異なります。

地中レーダ探査(空洞調査)

地中レーダ探査とは、舗装路の下にある空間(空洞)の有無を専用のレーダシステムを使って調べる調査方法です。

アスファルトなどで舗装されている路面では、表面上は問題がないように見えていたとしても、実際には地盤沈下など様々な原因によって地下に空洞が発生していることがあります。そしてそのような状態で大きな荷重が路面にかかれば、道路が陥没したり大穴が開いたりといった事故の発生につながります。

地中レーダで非破壊連続探査が可能に

空港などの滑走路において、路面の劣化状況を調査するだけでなく滑走路の地下の状態や性質についても調査をすることは、事故防止や安全管理の観点から極めて重要な取り組みです。しかし多くの航空機が行き交う滑走路の地下を調べるために舗装面を剥がすことは現実的に困難です。

地中レーダは滑走路を傷つけずに地下調査をする非破壊的探査方法が可能であり、空港業務を適切に維持しながら、航空機や滑走路の安全対策に取り組むことができます。

また探査の実例として、令和2年5月に陥没が発生した那覇空港では陥没後に地中レーダによる調査を行ったところ、誘導路ショルダー端近傍で複数の空洞が発見されました。

参照元:那覇空港の埋立地盤に関する技術検討委員会「那覇空港の埋立地盤で生じた陥没等に関する中間とりまとめ(令和3年3月)」【PDF】
(https://www.ogb.go.jp/-/media/Files/OGB/Kaiken/kyoku/business/port/pdf/umetateziban/PDF_interim_report_2st_R030302.pdf)

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